スポンジケーキにシロップは必要?塗るタイミングにもコツがある!

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スポンジケーキにシロップは必要なのか?塗るタイミングがあるのか?悩むことはありませんか?
「すぐに食べるんだからシロップはいらないでしょ!」そう思う人も多いようですが、シロップの必要性はスポンジケーキにただ甘味を足す意味だけではありません。

スポンジケーキにシロップは必要?

一般的にお店で売られているケーキなどはスポンジケーキを加工する際に、ほとんどが生地にシロップが塗られています。
この理由は、もともと日本の洋菓子の多くはフランス菓子に大きな影響を受けているためです。
フランス菓子は生地をしっかりと焼くことが多いため、後でシロップをうちしっとり感を補うことが主流であり、多くのレシピや洋菓子でシロップが使われています。

日本の洋菓子店ではフランス菓子に忠実な洋菓子店ほどシロップを打ってあるものがほとんどです。
だからと言って、スポンジケーキにシロップを塗らなければならない!と言うわけではありません。
ジェノワーズ(共立て法)で作ったスポンジではしっとり感を残せるように作るため、上手く作ることでシロップを使わなくても十分にしっとり美味しく作ることは可能です。
洋菓子店などでは、シロップを使わないでショートケーキを作らないところなどは、、、とくに自信があるお店かもしれません。

ただし、家庭で水分量をキープしながらスポンジ生地をしっとり焼き上げるのは難しいため、シロップで補う方が良いと言えるでしょう。
シロップを塗らないで作った場合、すぐに食べるとは言え時間が経つにつれてパサパサ感が出てきてしまいます(>_<)

スポンジケーキのシロップの作り方

材料(18cmホール1個分)
・砂糖……40g
・水……100cc
・洋酒……小さじ1杯(お好みで調節)

作り方
砂糖と水を鍋に入れ、火にかけてひと煮立ちさせます。
火からおろして冷まし、最後に洋酒を入れます。

レンジでシロップを作る方法

材料は上記の通り。
すべての材料を耐熱容器に入れ、よく混ぜて電子レンジ600Wで2分程度加熱します。
冷ましてできあがりです。

水や洋酒の量は好みで調節可能です。
洋酒はブランデーやラムがおすすめ♪

スポンジケーキのシロップを作るコツ

水と砂糖の比率を守る!
ケーキシロップの材料の比率は色々とあるので、実際どれが正しいのか?迷ってしまうことも多いでしょう。
そこで目安にしたいのが、砂糖と水を1:2で計算する方法。
洋酒を入れる場合は水100ccに対して小さじ1杯がおすすめです。

とはいえ、水の量と洋酒の量は好み次第で調節可能です。
上で紹介したシロップの材料は【砂糖40g、水100cc】と1:2ではありませんが、子供さんがいる家庭だとこれくらいの分量がおススメかな~と思います(^^♪
目安を【1:2】として、そこから、自分にとって一番おいしいと思える分量を見つけていくのが良いですね!

おすすめの洋酒
ケーキシロップによく使われる洋酒は、ラム酒、ブランデー、キルシュが定番です。
ラム酒はサトウキビから作られるお酒で甘いです。
ブランデーはブドウから作られるお酒で程よい酸味が特徴。
キルシュは完熟したさくらんぼから作られるフルーツブランデー。
これらを入れるととても風味がいいケーキに仕上がります。

とは言え、シロップを作るためにだけに、わざわざ洋酒を買うのは不経済ですので・・・
お菓子作りの材料コーナーにはシロップに適している適量サイズの洋酒が売られています。
こちらを活用するのがおススメです。

スポンジケーキのシロップに缶詰利用可能?

スポンジケーキのシロップに缶詰のシロップ・・・可能です!
洋酒などの材料を買わなくてもいいし、分量も図らなくていいし・・・一番簡単な方法かもしれません。
フルーツの缶詰シロップOK!!
もっとおススメが”栗の甘露煮”のシロップ★
瓶売りしているアレです!
栗をケーキに飾ると、ちょっとリッチな気分にもなります(^^♪
栗の甘露煮のシロップは缶詰のシロップよりも程よくトロッとしているので、スポンジに染み込み過ぎることも少ないです。

スポンジケーキのシロップにジャムも使える?

スポンジケーキのシロップ代わり”ジャム”も使えますよ~~~
ただし、ジャムをそのまま塗るのではなく市販のジャムを適量お皿にとり、少しの水orお湯で伸ばします。
伸ばすことで、液状になりスポンジの中に吸収されやすくなります。
ジャムは色々な味があるので、作りたいケーキに合わせたジャムを使うと良いですね。
メープルシロップもおいしいです♪
ジャムはお酒が入っていないので、小さな子供さんがいる家庭には特におすすめです。

スポンジケーキにシロップを塗るタイミング!

シロップを塗るタイミングは、スライスされたスポンジ生地の段面にクリームを塗る前に刷毛(はけ)を使って塗ります!
刷毛を使って塗ることを”うつ”といいます。

刷毛でスポンジ生地に塗るというよりも、刷毛にしみこませたシロップを生地に移すイメージです。
シロップを広げるように塗るのではなく、軽くたたくような感じでしみこませるため打つという表現がされているのだと思います。

うつ(塗る)量は、スポンジの表面がしっとりする程度でOKです。

自宅でシロップを作った場合は、必ず冷ましてから塗りましょう。
シロップにリキュール類などを入れるときも、冷ましてから入れます。
スポンジをしっとりしたいからと言って、たくさん塗りすぎると甘くなりすぎるので、塗りすぎには注意してくださいね。

スポンジケーキにシロップをうつ効果

乾燥を防ぐため
シロップに含まれる砂糖は水分を保持する働きがあるので、スポンジ生地のしっとり感を長時間キープしてくれます。
またシロップをうつことで、生地の断面から水分が蒸発するのを防いでくれ、パサパサした生地になりにくくなります。

甘味や水分量を増やす
甘味と水分が生地にプラスされます!
水分を与える目的の意味は大きく、スポンジ生地に水分が足されることで、よりしっとりとした食感にすることができます。
シロップの甘味も加わりますが、水分量を多く得られることでスポンジ生地の甘味が引き立てられることになりより美味しく感じることができるのです。

作業がしやすくなる
シロップを生地にうつことで、シロップを打たない場合よりもクリームを塗る際に塗りやすくなります。
ケーキをデコレーションする場合、ケーキの表面をきれいに仕上げるため、焦げ目のないスライスの断面を表面につかうことが多くなります。
デコレーションなどで表面にクリームを塗る場合に、生地の断面に直にクリームを塗ると、いくら綺麗にできたスポンジ生地でも、スポンジのくずで綺麗にぬりにくくなります。
上手い下手!?の個人差はありますが、ケーキ職人さんでなければ、スポンジにシロップを塗ったほうが断然クリームが塗りやすくなります!
気をつけることは、塗りやすくなるといっても、シロップを塗る工程が増えるため、その分素早くシロップを打つことも必要になります!

スポンジケーにシロップをうつのに刷毛がない場合

当たり前ですが、ケーキシロップをうつ為には刷毛が必要になります!
しかし、ふだんケーキを作らない家庭に刷毛なんて・・・ない場合もあるのではないでしょうか。
特にシロップ用でなくとても、料理用の刷毛があればそれを使ってもOK!
基本的には何でもOKだと思います。

では、パッと思いつくところで歯ブラシ???
究極、歯ブラシでも塗れますが、歯ブラシは刷毛に比べると毛が硬いので、スポンジケーキを傷つけてしまう可能性があります。
また、小さいのでうつのに時間がかかりすぎる・・・というデメリットが発生します。
歯ブラシでもOKだけど、おススメはできないかも。。。

手作り刷毛の作り方

材料はクッキングシートと割り箸。
クッキングシートを10cmくらいの長さに切って、半分に折ります。
そして縦に裂くように切込みをたくさん入れたものを、割り箸に巻きつけて完成です。
刷毛と違ってシロップを含まないので、何度も塗る必要がありますが、出来ないことはないです。
でも、これも時間がかかるので”手早く”を心がけてくださいね。

これからケーキを作っていきたいな~と思うのであれば、刷毛は持っているにこしたことはないでしょう♪(100円ショップのものでも十分です!)

→→→スポンジケーキの表面が焦げる原因は?失敗しないコツを紹介!

スポンジケーキのシロップは必要?まとめ

ケーキのようにスポンジ生地に生クリームのシンプルさやフルーツの酸味がアクセントが特徴の場合、シロップのしっとり感と甘味が加わることでより美味しく感じることが多いと思います。
「絶対にシロップが必要か?」と言ったら無理にうつ必要はありませんが、基本的にはシロップはおススメです♪
特に手作りの際は焼きたての生地はしっとりしているように思えますが、時間が経つにつれてパサパサ感が・・・今まで手作りが美味しくないと思っていた方はシロップを使うことで、しっとり感がプラスされて美味しく感じるかもしれません。

ケーキにシロップをうつ作業は地味なようで、ケーキの乾燥を防いでしっとり柔らかな口当たりにしてくれる、風味がよく上品なケーキに仕上げてくれる、ケーキ作りにはなくてなならない作業だと思います。
地味な作業もしっかりこだわることで、しっとりおいしいケーキに仕上がること間違いなしです♪